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MOVIE LOVERS' PLACE

映画の感想などを綴っていきます。

映画『エクスペリメント』はエイドリアン・ブロディのムダ使い?<ネタバレ注意>

映画『エクスペリメント』の感想です。

 

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公開は2010年で、主演はエイドリアン・ブロディです。

ぶっちゃけると彼が主演なのでこの映画を観てみました。

 

 

エイドリアン・ブロディといえば『戦場のピアニスト』の主演ですね!

雰囲気がものすごくある俳優さんです。

 

www.youtube.com

 

戦場のピアニスト』でアカデミー主演男優賞を撮った時のスピーチが感動的で今でも覚えています。

 

さて、『エクスペリメント』はタイトルの通り実際にスタンフォード大学で行われた心理学の実験を元にした映画です。

 

スタンフォード監獄実験 - Wikipedia

 

 

あるグループを看守と受刑者に分けて、観察を続けると、人はその役割になりきってしまうという内容の実験らしいです。

 

実験の結果

 

権力への服従
強い権力を与えられた人間と力を持たない人間が、狭い空間で常に一緒にいると、次第に理性の歯止めが利かなくなり、暴走してしまう。
非個人化
しかも、元々の性格とは関係なく、役割を与えられただけでそのような状態に陥ってしまう。

 - wikipediaより

 

作品の中でもエイドリアン・ブロディは受刑者役としていじめられまくります。

 

戦場のピアニスト』しかり、逆境で芯の強さを発揮して耐え抜く役がすごく似合う俳優さんです。

 

彼をメインでいじめる看守役はフォレスト・ウィテカーです。『パニック・ルーム』で強盗役をやった方ですね。

 

いじめ役がすごくハマっていらっしゃいます(´Д` )

 

ちなみに主人公の彼女役をやったマギー・グレイスとは『96時間』でも共演していますね!マギーグレイスはキム役でした。と言っても一緒に写っているシーンは本作ではありません。

 

 

二人の演技は良かったとして、映画のストーリーは、うーんって感じでした。

 

もともとの実験がありきというのもあるかもしれませんが、展開が急すぎるというか。結局バリスというもともと倒錯していた人物が、環境のせいで凶悪化しただけに見えたんですよね。

 

 

実験の結論を大切にするなら、もっと徐々に普通の人たちが集団心理で変化していく様子を描いた方が良かったのではないかと思いました。

 

 

初日はみんなで自己紹介とかして、「ははは、変な実験に参加しちゃったなー。リアルな制服まで着ちゃって変な感じだぜ。みんなで仲良く二週間切り抜けて報酬ゲットしようぜ!」みたいな仲良くしつつも恥じらいがある感じで始まって欲しかったです。

 

 

実際には初日からもうおかしい人がいたので。

 

 

二日目、三日目と経つうちに段々普通の市民が役にはまり込んでしまう様子を描かないと、実験の趣旨と異なるのでは、と思いました。

 

 

エイドリアン・ブロディがいたから雰囲気のある作品になんとか仕上がっていますが、もし違う俳優だったらただのいじめ系B級作品になっていたでしょう。

 

 

この作品をエイドリアン・ブロディの無駄使いととるか、それとも彼になんとか助けられているととるか。もしくはいじめられるエイドリアン・ブロディを見たかったと思うか。それは観る側の判断に委ねられそうです。