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MOVIE LOVERS' PLACE

映画の感想などを綴っていきます。

アキ・カウリスマキ監督『ラヴィ・ド・ボエーム』の感想など<ネタバレなし>

こんにちは。GWの終焉とともにあっという間に頭が切り替わったもとこです。月曜日から雨というのも雰囲気作りにいいですね。

 

 

バケーションの日々よ、さようなら〜(/ _ ; )

 

 

バケーションといっても普段通りワンコと過ごして、コーヒー飲んで、友達とお酒飲んだら終わっちゃいました。

 

 

連休明けの新聞ってなんか引き締め感があって個人的に好きです。いざ!って感じがします。

 

 

ちなみに新聞好きの癖に私は新聞を契約していません。いつも近所のコンビニでその日の分を買っています。また日経オンラインもログインできるのですがほとんど使っていません。

 

 

まずやっぱり紙の新聞がいい。そして紙の新聞を契約しちゃうと、ゴミがどんどん溜まっていく感じがして嫌なんです。チラシとか梱包紙とかポストにじゃんじゃん入ってくるし。また忙しくて新聞を読めない日もあるので、結局読める日にコンビニで買ったほうがトータルで見ると合理的なんです。

 

 

いつも同じコンビニで新聞を買うので、ある日を境に店員さんに「はい、pasmoですよね。レシートいらないんですよね。袋入れなくていいんですよね。」と接客されたときは感動しました。一言も発さなくてもコンビニで買物が可能になるとは。もちろん挨拶と会釈はしてますが。

 

 

マニュアル社会を克服したスプリーム・ホスピタリティーここにあり。その日からその店員さん(女性)のことを「Sクラスエージェント」と勝手に呼んでいます。もちろん心の中で。多分彼女は私のことを密かに「日経BBA」とでも呼んでいるんでしょう。お互い様です。

 

 

そしてとくに意識しているわけではないのですが、最近このブログでは映画の感想と金融の話が多いです。

 

 

映画と金融って一見関係ないように見えて、すごく似ている気がします。映画は人間心理が切り口で、金融は経済活動の決済手段が切り口になっていますが、どちらも色々なものを理解する上で大切な分野だと思います。

 

 

じゃあ金融のテーマで映画を作れば最高じゃん!と思いきやそうでもないのですが・・・そうは問屋は卸さないということですね。

 

 

最近気に入っている記事はこちらです。

 

klug-fx.jp

 

ちょっと前の記事なんですが、「紙幣とコイン」って全て国家の管理の元に供給されていることに改めて気づかせてくれます。普段私たちが日常生活で決済する金額では意識しづらいですけど、日銀の当座預金とその金利の調整でマネタリーベースが決まるので完全に国家管理ですね。

 

 

さて、本日の映画は『ラヴィ・ド・ボエーム』です。1992年公開の映画で、監督はアキ・カウリスマキです。

 

 

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主演はおなじみマッティ・ペロンパーさんです。本当にこの方の雰囲気好きです。

 

 

ざっくりとしたストーリーとしては、フランスのパリを舞台に懸命に生きる3人の男性と、その周囲の人間関係を描いたヒューマンドラマです。

 

 

力を合わせる男性3人の友情が素敵です。

 

 

またこの映画で一番印象に残ったシーンは主人公ロドルフォと恋人の女性との出会いです。

 

 

主人公ロドルフォはある日、ヒロインの女性と自分のマンションの玄関先で出会います。なんでも、パリにいる友人を訪ねてわざわざ田舎からやってきたその女性。実は友人は病気で死去してしまっていることをパリに来てから知ったようです。たくさんの荷物を抱え、行くあてもない女性をロドルフォはその晩泊めてあげることにします。これが二人の出会いです。

 

 

映画の演出であることを抜きにしても、このシチュエーションは現代日本ではまずありえません。

 

 

LINEやFacebook/twitterなどのSNSにより人々のコミュニケーションは高度に発達しています。安否のほどが分からない、数年前に手紙でやりとりした友人を訪ねてパリに来るということがまずないでしょう。その前になんらかの手段を使って連絡をとってある程度日時場所などを確定させるはずです。

 

 

逆に昔はそういう人々の交流のあり方があったことに驚きです。時代を遡れば、一度あったら二度と会えなくなることも当たり前でした。待ち合わせだって本当に文字通り「待ち合わせ」だったことでしょう。

 

 

今は待ち合わせ一つとってもLINEでやりとりして、何時何分にxxxで待ち合わせ、遅れそうになったら即連絡というのが当たり前になっています。また何年も連絡をとっていない人でも近況はSNSで知れます。一般人の待ち合わせですら高度に効率化していて、合理的になっています。またこのトレンドはこれからさらに加速するでしょう。

 

 

どっちがいいとか悪いとかではないのですが、そういう人間の交流の仕方が昔はあったことを教えてくれる映画です。

 

 

ひとつだけ言えるのはコミュニケーションが効率化して便利になったのは良かったです。でもサプライズが減った気がします。予定調和の中で、人々のエクスペクテーションが上がり、社会全体で忍耐力が減ったように思います。偶発事象をもっと楽しもうよ、と言いたいです。一長一短ですね。

 

 

とはいえこれから人工知能やSiriなどの発達で待ち合わせがさらに高度化したら、サプライズが逆説的に増える可能性があるのでそこは未来に期待、楽しみなポイントでもあります。