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MOVIE LOVERS' PLACE

映画の感想などを綴っていきます。

クーブリック監督作品『スパルタカス』のおすすめ<ネタバレなし>

こんにちは。本日はスタンリー・クーブリック監督作品から『スパルタカス』をご紹介します。公開は1960年です。

 

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この映画は、共和政ローマグラディエーターをやっていた奴隷のスパルタカスの半生を描いたものです。奴隷戦争を指揮した人物ですね。

 

一言でいうと歴史ものスペクタル・ムービーです。それ以上でもそれ以下でもございません。

 

監督はスタンリー・クーブリックですが、本人はこの作品を自分のキャリアとして認めなかったそうです。なんでも製作総指揮官で主演のカーク・ダグラスがほとんど仕切ったのが気に食わなかったとか。カーク・ダグラスいい演技してるんだからいいじゃんね。クーブリックさん相変わらずです。まあそういうところが好きなんですが。

 

 

この映画の主人公スパルタカス共和政ローマで奴隷をやっていました。そしてある日グラディエーターとして引き抜かれるんですね。グラディエーターとは貴族の道楽のために闘いで死ぬ剣士たちです。

 

 

よく現代人は資本主義社会の奴隷なんて言われますが、彼らはガチの奴隷ですからね。身体的にも時間的にも本当に拘束されているのです。生きるか死ぬかを自分で選べない。好きな異性と家族を作ることが認められない。獣として扱われ、不本意なことをやって一生を終えなければならない。わたしは現代日本人に産まれて良かったと思います。それに比べたら全然自由ですから。

 

 

当時のローマ帝国では奴隷制が当たり前で、それを打ち砕くなんて不可能だと思われていました。スパルタカスなどの勇気ある奴隷が何度も奴隷戦争を起こして何百年もかけて歴史上それを克服していくのです。

 

 

今では奴隷制は悪であるというのが当たり前の世界になったので、それに感謝しなければいけないという意味ではスパルタカスは他人事ではないわけですね。ああ、スパルタカスに足を向けて眠れない。

 

 

ちなみに映画の冒頭の4分間くらい、画面が暗転したまま音楽だけ流れるのですが、これはDVDの故障ではないので安心して視聴を続けましょう。3時間くらいある映画なので途中でインターミッションが入って同じ状態になりますが、これも故障ではありません。

 

 

わたしはよく悩んだ時などは、宇宙とか海岸の砂粒とか、太古の昔を想像してスケールを広げることをやったりします。この映画を観ることによって日常の悩みが些細に思えて吹っ切れるかもしれません。

 

 

何かに悩んだらこう考えましょう。「朝起きてまず何をするか自分で選べるだけいいじゃないか。スパルタカスありがとう!」と。

 

 

以上、『スパルタカス』のおすすめでした。興味のある方はチェックしてみて下さいね。